本体やストレージには故障リスクがある

パソコン・スマホ写真を残す場合の注意点として、本体や保存先であるストレージが故障する場合を想定しておく必要があります。とくにパソコンの一般的なストレージであるハードディスクは大きな振動で故障したり、経年による劣化で故障したりしやすい記憶装置です。ケースバイケースで一概にはいえませんが、10年以上稼働する場合はあるものの、数年経たずに故障するケースも少なくありません。故障の状況によっては、保存した写真を救出できる可能性もありますが、失ってしまうケースが多いと考えるべきでしょう。スマホは携帯するため、落下による故障のリスクが高いといえます。万が一の故障で写真が消えてしまっても慌てないためには、バックアップを取っておくことが重要です。

バックアップ先はいろいろある

パソコン・スマホ写真のバックアップ先はいろいろあります。まず、パソコンの場合はバックアップ用の外部ハードディスクや外部SSDを接続して写真のコピーを保存しておく方法がメジャーです。外部の記憶装置へのバックアップといえば、SDカードなどのメモリカードにコピーする方法も一般的といえるでしょう。SDカードやUSBメモリなら小さくて保管場所にも困りません。その他にはCD、DVDなどのディスクへのバックアップコピーも選択肢となります。スマホの場合はクラウドの保存サービスを使用するケースが少なくないでしょう。ただし、クラウドを利用したサービスは無料で使える容量が限られており、大量に使用する場合は有料プランへの加入が必要です。また、いつサービス終了になるかわからない点にも注意しておきましょう。